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レギュラーとハイオクって何が違うの?

    ガソリンが最近は安くなってきましたね〜。増税直後は、とんでもなく高かったですが落ち着いてくれました。この調子でいってほしいですね。


   さて、ガソリンスタンドに行くと「レギュラー」と「ハイオク」がありますが、レギュラーハイオクは何が違うのか、みなさんご存知ですか?




   それは、「燃やすさ」です!

ハイオクの方が  燃えにくい  のです。


「じゃあ、よく燃えるレギュラーがいいじゃん!」

と、思われるかもしれませんがここでいう燃えやすさとは、圧縮した時の燃やすさなのです。

   それには、ちょっとエンジンの動作の流れを知っていただいた方がわかりやすいと思いますので、ここで簡単にエンジンから回転力が出てくるまでを説明します。


1.  まず、ピストンが下がり、ガソリンと空気の混ざった混合気が吸い込まれます。

2.  ピストンが上昇し圧縮を、開始します。

3.  上まで上がりきったところで火花を散らし、混合気を爆発させます。

4.  爆発のエネルギーでピストンを押し下げ力を生み出しつつ、また1.に戻ります。


   このような仕組みです。
これが繰り返される事によってピストンに繋がっている棒(クランクシャフト)を回すことができるのです。

   では、ガソリンの燃えにくさがどこで影響するのかと言いますと、「圧縮時」です。

   気体は急激に圧縮すると温度が上昇します。その上昇した温度で燃えるか燃えないかレギュラーハイオクの違いです。

   ハイオク用のエンジンは燃えにくい燃料のハイオクを使うことを想定していますので、圧縮する力(圧縮比)をレギュラー用のエンジンよりも高く設定してあります。



   では、ハイオクエンジンにレギュラーを入れると、どのようなことが起こるかわかるでしょうか?


それは、圧縮中に、燃えて(爆発)してしまうのです。
   本来は、上にいききってから燃やすのですがピストンが上昇している時に燃えてしまうので逆向きの力が加わりエンジンに、とって非常に悪いことになってしまうのです。


   逆に、レギュラー用のエンジンにハイオクを入れたらどうなるかわかりますでしょうか?



大丈夫です。
ちゃんと回ります。圧縮比がハイオクエンジンよりも小さいので、途中で燃えてしまうことなくしっかりとピストンが上がりきってから点火する事ができます。

   また、エンジンは、圧縮比を上げた方が効率がよくパワーも出るのでスポーツカーや高級車でハイオクエンジンが、よく使われているのです。
(F1などのレーシングカーなどもハイオクで走っています。)


   ガソリンには、「オクタン価」というものがありそれが高いほど圧縮比を上げることができます。
ハイオクはオクタン価が高いので、
   ハイオクタン  ➡︎  ハイオク  
という名前なのだそうです!


   皆さんが一番気になっているだろう、レギュラーとハイオクの値段の違いは、製造過程でのコストがハイオクの方がかかるので結果的に高くなってしまうのだそうです。


   レギュラーとハイオクの違い、わかって頂けたしょうか?


  ちなみに、今の車のエンジンはハイオク車にレギュラーを入れてもコンピューターが自動的に判別してうまく制御してエンジンが壊れないようにしてくれるらしいので間違えて入れても大丈夫?らしいですよ。



ぜひ、話のタネにでもしてみてください。