28日に墜落したエアアジア機のブラックボックスが見つかった!
昨年12月28日、インドネシア沖で墜落したマレーシアにある航空会社「エアアジア航空」の乗客162名を乗せた航空機の「ブラックボックス」がインドネシアの捜索当局の捜索により発見されたようです。
ブラックボックスは、海底30メートルほどの位置にあり瓦礫の下に埋まっている状態で引き揚げ作業が難航しており回収できるのは2日以上かかってしまうとのことです。
先月28日に墜落した事故は天候不良が原因であろうと考えられているようですが、まだ、謎が多く「ブラックボックス」の回収・解析ができれば多くのことが見えてくるでしょう。
大変な事故でしたね。飛行機は車よりも事故率が低いと聞いたことがありますが、ガス欠になれば滑空できるとはいうものの、安全な着陸は期待できませんから怖いですよね。
ところで、飛行機が墜落すると「ブラックボックスの捜索が~~」などとよく聞きますが実際、ブラックボックスが何なのかご存じですか?
ブラックボックスとは「中身が見えない箱」のような意味ですが旅客機などでいうブラックボックスとは、簡単には車につけるドライブレコーダーのようなもので、その飛行機がどのような原因で墜落・事故を起こしたのかを記録しておく装置です。
ブラックボックスは2系統ありまして、その一つの記録内容は主に
・飛行高度
・飛行速度
・機体にかかっている力(加速度)
・エンジン回転数
などで過去最低400時間の記録が残されており、こちらはブラックボックスでも「フライトレコーダー」と呼ばれるものです。
もう一つあるのが「ボイスレコーダー」と呼ばれるものでコックピット内の会話や管制塔とのやり取りを記録するためのものです。
その二つを総称して「ブラックボックス」と呼ばれています。
このブラックボックスは主に機体後方に設置してあり、事故の衝撃でも壊れないように頑丈に作ってあります。
また、ブラックボックスといっても色は黒ではなく派手なオレンジ色や黄色などで目立つようにできており、今回の事故のように海底などに沈んでしまった場合はブラックボックスから信号が発信されるようになっており見つけてもらいやすく作られています。
このブラックボックスが見つかれば、墜落当時の飛行機の状況、パイロットのやり取りから墜落の原因が解明できるのでブラックボックスの捜索・回収が急がれるわけです。
ブラックボックスを早く引き揚げて次にこのような事故が起きないように、しっかり原因をみつけてほしいですね。